ice's Tecra740CDT History : ice 君の Tecra 日記 
在研用に Toshiba Tecra740CDT を購入しました(97年8月)。
順に環境を設定していく予定です。判りにくい場合は聞いてください。
                                                              11/30/97
                                                              12/01/97
 Linux on Tecra740 の作り方
============================
1) Slackware のインストール
  Slackware-3.4.0(10/14/97版) をインストールした。
boot は bareapm.i を、root は color.gz を使った。
なお、フォーマットの inode のサイズは 2048byte とした。
また、CD-ROM は /dev/hdc として認識された。
パッケージは多めに入れた。
>> /dev/hda1     1-229   461632   83   /
>> /dev/hda2   230-229   663264   83   /export
>> /dev/hda3   559-589    62496   82   (swap)
2) JE のインストール
  JE-0.9.8a をインストールした。こちらも内容は多めに入れた。
ただ、Wnn6 を使うのなら、wnn と mule は指定しない。
3) X の設定
  Tecra730XCDT 用の XF86Config をもらってきて、マウスのデバイスを
書き換えただけで起動した。なお、Slackware-3.4.0 に付属の XFree86 の
バージョンは 3.3.1 であり、選択したサーバーは SVGA である。
それと、Caps Lock を Ctrl に置き換えるために、
.Xmodmap を設定した。
4) ネットワークの設定
  pcmcia-cs のバージョンが新しいので、3Com 3c589D でもあっさりと認識した。
/etc/pcmcia/network.opt を書き換えるだけで、ネットワークに接続できた。
5) 設定ファイルの転送
  /etc/rc.d/rc.local と /usr/lib/kbd/keytables/cl2c-d.ice.map を
他のマシン(muu)から転送してきた。
  Wnn6 に換えるのなら、 rc.local を書き換える必要がある。
6) ユーザーの登録
  shadow パスワードを採用しているので、ユーザー登録に手間取った。
関係あるファイルは、/etc/passwd、/etc/shadow、/etc/group。
他にはホームディレクトリを作ることと、chown、chgrp をすること。
後、個人のファイルを他のマシンから転送してきた。主に muu からだが、
.fvwm2rc95 は benjamin から。
7) Wnn6 のインストール
  マニュアルにしたがって、インストールした。
8) emacs(Mule) のインストール
  NetNews を調べたところ、mule-2.3-19.34-alpha01.tar.gz 
(mule-2.3@19.3x/) が良さそうだと判った。
以下の configure & make であっさり通った(x 用もできていた)。
実行時のファイル名は、emacs である。
>> ./configure i586-unknown-linux --with-wnn6 \
>>             --with-wnn-includes=/usr/X11R6/include/wnn \
>>             --with-wnn-lib=/usr/X11R6/lib/libwnn.a 
なお、オムロン提供の sdk の中から Linux-2.0.0 を持ってきて
その中の include と lib を上記オプションで指定したディレクトリに
コピーしておくこと。
  他にも以下のようなオプションが有るらしい。
>>             --without-gcc --with-x \ 
>>             --with-emacs-prefix=mule \
>>             --with-executable=mule \
  ちなみに、Mule-2.3 とか、Linux 用のパッチ(LinuxELF)とかを試したが
うまくコンパイルできなかった。
http://www.ymd.dis.titech.ac.jp/tips/wnn6.html
とかが参考になると思ったのだが...。
12/01/97(月) : 雨
12/02/97(火) : 曇り後晴れ
-  Shadow Password に対応しているかチェック。telnet、ftp とも大丈夫。
 -  JE の開発があまり進んでいないと先日の雑誌に出ていた。チョット寂しいな。
 
12/09/97(火) : 曇り
-  忙しいのに(現実逃避とばかりに?) Tecra に 3.0G-HDD に乗せ換えて、
Win95 と Linux が両用できるマシンを作り上げた。
パーティション構成をどうしようかと考えたが、最下段のものにした。
           sys & home         application      all
    3G = 1G(Win 圧縮)     + 1G(Win 非圧縮) + 1G(Linux)   + 80M(Swap)
    3G = 1G(Win 非圧縮)   + 1.2G(Win 圧縮) + 800M(Linux) + 50M(Swap)
    3G = 900M(Win 非圧縮) + 1.2G(Win 圧縮) + 900M(Linux) + 50M(Swap)
    3G = 900M(Win 非圧縮) + 1.3G(Win 圧縮) + 800M(Linux) + 50M(Swap)
    3G = 1G(Win 非圧縮)   + 1.3G(Win 圧縮) + 700M(Linux) + 50M(Swap)
    3G = 1G(Win 非圧縮)   + 1.2G(Win 圧縮) + 800M(Linux) + 50M(Swap)
  2.8G = 900M(Win 非圧縮) + 1.2G(Win 圧縮) + 700M(Linux) + 50M(Swap)
実際の df の出力結果は、
Filesystem         1024-blocks  Used Available Capacity Mounted on
/dev/hda3             698243  412456   248491     62%   /
/dev/hda1             943200  291696   651504     31%   /dos_c
/dev/hda5            1257760 1046528   211232     83%   /dos_app
/dev/hde1             432447  333034    76332     81%   /ide
また、fdisk の出力結果は、
Disk /dev/hda: 128 heads, 63 sectors, 746 cylinders
Units = cylinders of 8064 * 512 bytes
   Device Boot   Begin    Start      End   Blocks   Id  System
/dev/hda1   *        1        1      234   943456+   6  DOS 16-bit >=32M
/dev/hda2          235      235      546  1257984    5  Extended
/dev/hda3          547      547      731   745920   83  Linux native
/dev/hda4          732      732      746    60480   82  Linux swap
/dev/hda5          235      235      546  1257952+   6  DOS 16-bit >=32M
 -  インストールソフトウェアとしては、以下のものを入れる予定。
  -  Win95 アプリケーション : SAS, Mathematica, S-Plus, XLISP-STAT, Word, Excel, PowerPoint, Netscape, 
  
 -  Win95 system ツール : tools, util, Wnn95, eWnn, 
  
 -  linux 側 : 現在搭載している HDD の容量を見て、判断する。基本的にはフルインストール。Wnn6 も。
 
 -  Slackware-3.4.0 と Win95 をインストール。
 
12/10/97(水) : 晴れ
-  Tecra の X 環境の整備。カーネルを 2.0.32 に、pcmcia-cs を 2.9.11 に。
 -  SunDisk を認識させるための /etc/pcmcia/fixed.opts と
CitiDisk を認識させるための /etc/pcmcia/fixed.opts は FSTYPE が異なる
(msdos と ext2)。
 -  また、CitiDisk は起動前に挿し込んでおくと認識されて利用可能となるが、
起動後に挿すと認識されない。
 
12/11/97(木) : 晴れ
-  JE のインストール。wnn は外しておいた。mule は入れておいたが、
後で、emacs に交換予定。
 -  Wnn6 のインストール。インストール方法は、cd-rom 内の README.euc
ですんなりとできた。また、オムロン提供の解説文(html 形式)が
/usr/OMRONWnn6/doc/ に格納されているので参考になる。
 -  mule-2.3-19.34-alpha01.tar.gz のインストール。他の版ではダメ。
こちらの作業は、先日の悪戦苦闘の通り。
 -  今まで使ってきた .eggrc があると wnn6 が起動しない。
というか、今まで使ってきた .eggrc は指定内容が異なるのでそのままでは使えない。
使いたいのなら、新たに設定する必要がある。でも、その必要話さそう。
 -  これで一応、Linux 側は揃ったのかな? プリンタ廻りはまだだが。
 
12/16/97(火) : 晴れ
-  Win95 に Wnn95, eWnn95, Roboword, Xlisp-stat for win95, Mathematica をインストールした。翌日には、SAS も。
 
01/18/98(日) : 小雨
-  センター試験(本試験)の第2日目。何事もありませんように。
 -  作業の合間に Tecra の Linux と Win95 に LaTeX 2εをインストール。
アスキーから年末に発売された「日本語 LaTeX 2εインストールキット」
を使って。これでもう環境的には完璧かな?
 
01/19/98(月) : 曇り
-  Tecra に MS-Plus! をインストール。これで落ち着いた壁紙になった。
 -  在研で不在中に補佐員の方と連絡を取るために、
電子メールを利用することにした。
と言うことで、手元にあった 120M-HDD に Win95 をインストールしてセットアップ。
現在、Linux で運用しているが、元の Win95 マシンに戻せば良い。
でもドライバを探したり少し苦労した。最低限の使える環境にしたら、
残りが 10M を切ってしまった。これでは実用に耐えそうもないので、
元同僚に余っている 250M-HDD を譲ってもらうことにした。感謝。
 
01/20/98(火) : 晴れ
-  先日インストールした LaTeX2ε で出力ができるかチェックした。
が、プリンターポートを認識しない。調べたところ(cat /proc/devices)
lp がないことに気づいた。カーネルのリコンパイルを行い、
Parallel Printer Port をアクティブにした。
 -  その後、/etc/printcap を書き直して、テキスト出力はできるようになった。
でも、ps の出力はまだうまく行かない。
 
01/21/98(水) : 晴れ
-  昨夜の続きで ps ファイルをプリンタに出力できるように設定を続けた。
参考文献(Linux 入門、P424, 8.30.1)に「市販の書体倶楽部フォント(ツァイト製)」
とあるので、購入すべく調べたら昨年8月に倒産していることが判明。残念だなぁ。
一応、Win95 のフォントを使って出せるようにはなったのだが。
 -  ps ファイルの出力、苦労に苦労を重ねてやっと原因を突き止めた。
環境設定ファイルが解説本等に載っている場所と違うところのを参照していた。
もぉー。
vfontcap は /etc の下にあるのを参照するとあるが、全く無視されているようだ。
また、環境変数 VFONTCAP も参照されない。
 -  漢字フォントは、Linux & Win95 マシンなので、Win95 用の TrueType
を使うことにした。ディスクの節約のためにリンクを張った。
-  ln -s /dos_c/windows/fonts/msmincho.ttc /usr/share/fonts/TrueTyoe/msmincho.ttc
 -  ln -s /dos_c/windows/fonts/msgothic.ttc /usr/share/fonts/TrueTyoe/msgothic.ttc
 
 -  これでプリンタも使えるようになった。
-  テキストファイルの出力 : lpr foo.txt
 -  PS ファイルの出力 : lpr -Pps foo.ps
 -  リモートプリンタへの出力 : lpr -Prp foo.ps <=== 相手が PS プリンタの場合
 
 -  なお、このプリンタの設定には
はねひでやさんの JPprinting-mini-HOWTO が参考になった。
 -  TeX に関する設定は、先日の「インストールキット」のせいのようだ。
ドキュメントが /usr/local/doc/ptexcd/ThisCD にある。
 
01/22/98(木) : 晴れ
-  Tecra の調子が今一歩。特に Win95 側。困った。
 -  Linux 側の LaTeX2e 環境を整備。EPS ファイルの図を除いて出力まで可能に。
 -  Win95 側の LaTeX2e 環境を整備しようとして手こずる。
フォント等の設定も良く判らなかったので、他のマシンの設定を参考に
ディレクトリを指定してみる。そうこうしているうちに、「例外エラー」が出たり
暴走したりしはじめた。
 -  在研出発まで後一ヶ月なのに、HDD をフォーマットし直して
ソフトのインストールをやり直した方が良いのかなぁ。悩む。
 
01/25/98(日) : 快晴
-  今朝、サスペンドから立ち上げようとして、
     「BIOS is Damaged」のメッセージに出くわす。
     一応、Linux もWin95 も無傷のようだがあまり気持ちが良くない。何でかな?
 -  作業の合間に dserver2 のインストールをし、動作を確認。
HDD を調達してパーティションサイズの最適な環境を作ろうと思いはじめた。
現在の環境が若干不安定なのもその一因。
 -  3.2G-HDD は 38800円程のようだ。
 -  どうも Linux にログインしたままのサスペンドはダメみたい。
     Win95 は大丈夫なんだけどなぁ。カーネル関係かな?
 
01/26/98(月) : 晴れ
01/27/98(火) : 晴れ
-  国際免許の取得のついで(?)に
Tecra 用の HDD を買いに秋葉原をウロチョロ。
結局 3.2G 12.5mm厚 2.5" HDD (東芝製 MK-3205MAV)を 38800円(+消費税)で購入。
3.0G 32600円(17mm 厚、IBM 製)って言うのがあったんだけど、
値引きしてくれないって言うんで、パス。
僕に売ってくれたらここに書いてあげたのにぃ、とかは思わないけど。
商売っけがないのねっ。
 -  ほかに頼まれ物 KINESYS の Foot Switch(3500円、ぷらっとホーム)、
IDE ケーブル(480円)、Lib 用 HDD 金具(1050円、チチブでんき)。
ぷらっとホームの Web ページ
には「3000円」って出てたのにぃ。(^_^) 円安の影響なんだって。ふーん。
 -  Tecra の BIOS 設定画面の呼び出しは、Libretto と同じで、
「Esc」を押しながら電源を投入し「F1 を押せ」とメッセージが出たら
それに従えば良い。
 -  早速購入した 3.2G-HDD に 19:00 頃から Tecra 環境の再構築。
おっと、ネジ穴が合わない。買うときに「ネジ穴がどうの」とは言われたけど、
ここまで違うとは思ってなかったので。今は詰め物をしてしのいでます。
 -  Slackware-3.4.0 の boot、root でパーティションを切る。
パーティションの属性(t コマンド)で「5 Extended」を以前は選べたんだけど、
なぜなんだろー(このバージョン固有の問題ではなさそう)。
仕方がないので「6 DOS 16-bit >=32M」を選ぶ。
また、第一パーティションをブートパーティションに指定しておくことを忘れないこと(a コマンド)。結局、fdisk の出力結果は、
Disk /dev/hda: 128 heads, 63 sectors, 788 cylinders
Units = cylinders of 8064 * 512 bytes
   Device Boot   Begin    Start      End   Blocks   Id  System
/dev/hda1   *        1        1      351  1415200+   6  DOS 16-bit >=32M
/dev/hda2          352      352      567   870912    6  DOS 16-bit >=32M
/dev/hda3          568      568      776   842688   83  Linux native
/dev/hda4          777      777      788    48384   82  Linux swap
 -  次に、リカバリーFD と CD を使って、Win95 をインストールする。
パーティションの確保は終っているので、C: のフォーマットからでよい。
 -  まず、Plus! をインストール。システムエージェントは入れず。
デスクトップテーマとサウンドを好みのものに指定する。
D: ドライブの全容量を圧縮して V: ドライブに割り当てる。
その際、起動ディスクを作れと言ってくるので作る。
 -  と、ここまでは調子が良かったのだが、その後、再起動をかけると、
起動時の音楽がロレる。なんでかねぇ。Plus! と OSR2 の相性って悪いのかな。
だって、Win95 と Plus! しか入れてないんだもん。困ったなぁ。
 -  デスクトップテーマ(とピンボール)だけを入れることにして、
再インストールだぁ。ほとんどやけですね、これは。困ったもんだ。
DriveSpace3 とか ダイヤルアップネットワークとかは新版が OSR2
に入っていますからねぇ。チェックしていないのかな?
 -  と言うことで、1時間近くかかって、最低限の Win95 + Plus! 環境が出来た。
だーがぁ、やっぱり、音楽がロレる。うーん、何でかな。あきらめて次に進もう。
 -  ネットワークカードのインストール。3C589D をうまく認識しきらないので、
仕方なく 3C589C を入れてネットワークでツールを持ってこれるようにした。
これをしたら、音がロレらなくなった。ナンデ?
 -  v:\archive をコピー。
 -  c:\config、c:\mifes、c:\spell、c:\util、c:\tools、c:\bat、c:\ww を \\flopsy からコピー。
 -  以下のソフトウェアをインストール。
-  Winzip、Winftp、TeraTerm、Hidemaru、Husen97、CU-SeeMe、DDWin、Netscape、Susei、Lviewpro
 -  NoteWorthy のデジカメのドライバ、C-800L のコントロールツール、プリンタドライバ
 -  Connectix Video Phone、Roboword、Wnn95 Ver.2.0、Wnn95 Ver.2.01 へのVer.Up、eWnn95
 -  Mathematica 3.0.1、S-PLUS 3.3J、Lisp-Stat for Win
 -  pLaTeX2e for Win、TeXMAC
 -  PLaTeX 環境の整備 : epsbox.sty と a4j.sty のコピー、graphics.ins と dviprt.ins の virtex でのコンパイル
 -  Ir ドライバのインストール : プリンタは COM4: に接続。
 
 -  これでほぼ使える環境になったと思われる。約6時間ほど。
 -  3Com 3C589D の認識にはドライバーが要るので、Web サイトからもらってきた。
 -  SAS のインストールを忘れていたので追加。
 
01/28/98(水) : 晴れ
-  Slackware のインストール
  Slackware-3.4.0(10/14/97版) をインストールした。
boot は bareapm.i を、root は color.gz を使った。
なお、フォーマットの inode のサイズは 2048byte とした。
また、CD-ROM は /dev/hdc として認識された。パッケージは多めに入れた。
A, AP, D, K, N, X, XAP, Y。
 -  ネットワークカードの認識。/etc/pcmcia/network.opt を書き換えるだけ。
 -  JE のインストール
  JE-0.9.8a をインストールした。こちらも内容は多めに入れた。
ただ、Wnn6 を使うので、wnn と mule は指定しなかった。
 -  AUC-TeX、Perl5 等をインストール。
cd /cdrom/install/packages
shpinst.sh
 -  Wnn6 のインストール。インストール方法は、cd-rom 内の README.euc
ですんなりとできた。また、オムロン提供の解説文(html 形式)が
/usr/OMRONWnn6/doc/ に格納されているので参考になる。
 -  Wnn のクライアントをコンパイルするために、
オムロン提供の sdk の中から Linux-2.0.0 を持ってきて
lib と incude を /usr/X11R6 以下にコピー。
 -  mule-2.3-19.34-alpha01.tar.gz(mule-2.3@19.3x/) のインストール。
他の版ではダメ。前回通り、以下の configure & make & make install
であっさり通った。実行時のファイル名は、emacs である。
>> ./configure i586-unknown-linux --with-wnn6 \
>>             --with-wnn-includes=/usr/X11R6/include/wnn \
>>             --with-wnn-lib=/usr/X11R6/lib/libwnn.a 
 -  ただ、/tmp/jd_sockV6 に書き込みパーミッションがないといけないらしいが、
そのビットが立たないので、/etc/rc.d/rc.local に記載。
 -  ユーザー登録には、adduser コマンドが使えるが、shadow パスワードを
採用しているために、passwd コマンドの後に pwconv を実行する必要がある。
 -  ドットファイル(.Xmodmap,
.cshrc, .emacs,
.fvwm2rc95, .signature)
や elisp 下のファイルを muu 等から転送。.eggrc は転送したが、
使えないのでりネームして無効化しておいた(12/11/97 の項参照)。
 -  X の設定ファイルは、Tecra 730 用の
XF86Config
をいただいてきて、修正して 使った。
修正点は、mouse ドライバの名称のみ。
 -  cd-rom 辞書を検索するツール dserver2.2-pl2 をインストール。
 山田研究室(東工大)の Tips 集の dserver 編
が参考になった。ディレクトリ配置はこれに従った。
diclookup.el 等を作るときに、Makefile 中の Emacs が mule を指定していて、
make できないので、「EMACS = emacs」と指定した。そして make install。
 -  dserver_access の設定や、elisp の配置等を整えて dserver2.2
を立ち上げてみると、あっさりと辞書が引けた。うれしぃー。
 -  rc.local に Wnn6、Caps キーの
Ctrl キー割り当て、dserver2.2 を書いて、リブートするとほーらっ、
このとぉ...、おっと、rc.local に実行属性を立ててなかった。(^^;
 -  と言うことで、次は、カーネルのバージョンアップ。linux-2.0.32 に。
33 も出ているらしいが、不安定だとか読んだような「気がする」ので。
 指定項目のリスト。
 -  と、カーネルをバージョンアップしたら、pcmcia のネットワークカードを
認識しなくなっちゃった。pcmcia-cs のバージョンのせいかなと、
最新版 pcmcia-cs-2.9.12 をインストールすることに。
しかし、どうやって持っていけば良いの? ATA-Flash カードは認識するんだけど、
うまくファイルを見つけきらない。と言うことで、仕方がないので、
Win95 側から持っていくことに。
 -  結局、これで解決。linux-2.0.32 は pcmcia-cs-2.9.12 とは相性が良いみたい。
README とかにも書いてあるのかも。
 -  これで一応、Linux 側も揃ったのかな? プリンタ廻りはまだだが。
それにしても丸一日かければ環境が出来てしまうことに驚きと発見。
 -  以下は、現在のところの HDD の使用状況。良い感じじゃないかな?
Filesystem         1024-blocks  Used Available Capacity Mounted on
/dev/hda3             789230  320209   426887     43%   /       <=== Linux
/dev/hda1            1415008  795168   619840     56%   /dos_c  <=== Win sys&home
/dev/hda2             870672  868528     2144    100%   /dos_d  <=== Win app(圧縮)
参考:仮想ドライブ(V:)  1.72G    749M    0.99M
 
01/28/98(水) : 快晴
-  昨夜は、Linux 側で起動後、サスペンドして AC コンセントを抜いて
帰宅したのだが、今朝来たら、無事にレジュームしてくれた。
時刻も狂ってないし。でも、バッテリーって一晩で結構減るんですね。
90数%(160 分) が 70% 代前半(140分)に。まぁ、この数字って小さくなると
減少も鈍化するように感じているので、それほど気にする必要はないのだが。
 -  今晩は、Win 側でサスペンドさせて様子を見ようかな。
 
[お知らせ]
01/31/98(土) : 晴れ 〜 02/22/98(日) : 晴れ
-  3月4日早朝(日本時間)にマシンがクラッシュしてしまい、
上記の間の記録を紛失しました。残念ですが戻りそうもありません。(;_;)
 -  この期間に、結構設定をしたと思うのですが...。プリンタ等も。
 
06/18/98(木) : 晴れ、68-87°
-  Tecra の Linux 側にもサウンド機能を入れようと作業を行った。
調べている過程で、X の色数(Depth) 16bpp のも見つかったので交換した。
その他微調整も。今回役だてさせてもらったページは以下の通り。
 -  Win95 側ではサウンド機能が使えるのだが、Linux 側にはドライバ等を
インストールしていないので、使用時間がはるかに長いにも関わらず、
音楽 CD とかはかけられず、ラジオをかけてしのいでいた。
しかし、簡単に入るものならと、サーチエンジンで探ってみたら、
意外と簡単にできそうだったのでトライしてみた。
 -  まず、サウンドドライバ ossfree38s9-linux20x.tar.gz をもらってきて
展開する。所在は
Linux on Tecra の Sound の項
に載っている。/usr/src/linux/drivers/sound の退避を忘れずに。
-  cd /usr/src/linux/drivers
 -  mv sound sound.old
 -  ossfree38s9-linux20x.tar.gz を /usr/src にコピー
 -  cd /usr/src
 -  tar zxvf ossfree38s9-linux20x.tar.gz
 
 -  カーネルをリコンパイルする。
-  cd /usr/src/linux
 -  make xconfig
-  make menuconfig としたところ、Sound 関係の指定だけはリスト形式ではなく
テキスト形式で選ぶ(後戻りできない)形式になってしまうので、make xconfig
で行った。
 -  Sound 関係で選ぶのは、
Linux on Tecra の Sound の項
にもあるように、「CS4232」の指定を選べば良い。しかし、ドライバのバージョンが
異なるのか「CONFIG_MIDI=y」、「DSP_BUFFSIZE=65536」は選びようがなかった。
 -  よって選んだのは、以下に相当する項目のみ。
「CONFIG_AUDIO=y」、
「CONFIG_YM3812=y」、
「CS4232_BASE=534」、
「CS4232_IRQ=5 」、
「CS4232_DMA=1」、
「CS4232_DMA2=0」、
「CS4232_MPU_BASE=330」、
「CS4232_MPU_IRQ=5」。
 -  今回のコンパイルで選んだもののリスト : .config
 
 -   リコンパイルは 10分程で終わる
make dep; make clean; make
 -  FD に新カーネルを作って試してみる
make zdisk の後、reboot
 -  HD に新カーネルをインストール
make zlilo の後、reboot
 
 -  サウンド機能が有効になったかどうかを試すには
-  サウンドファイルを送ってみる : cat audio/NoMail.au > /dev/audio
 -  サウンドの設定を見る : cat /dev/sndstat
 -  デバイスが作成されていなかったら
 
サウンドドライバ ossfree38s9-linux20x.tar.gz に含まれている Readme.linux
の最後の部分のスクリプトを実行する。なぜこれで作成できるのかは疑問だが。
 
 -  音楽 CD を楽しむには以下のツールを使った。これらは
ftp://ftp.riken.go.jp/pub/Linux/apps/sound/
の「cdrom/cli/」や「mixers/」ディレクトリから見つけた。
なお、一般ユーザーから CD-ROM を読めるように、/dev/cdrom のリンク先に read
属性を付けること。
 -  ついでに APM 関係も完全にすべく、カーネルコンパイル時に指定した。
-  Linux on Tecra の APM の項
を選べば良い。
 -  よって選んだのは、以下に相当する項目。
「CONFIG_APM」、
「CONFIG_APM_CPU_IDLE」、
「CONFIG_APM_DISPLAY_BLANK」、
「CONFIG_APM_POWER_OFF」
 -  今回のコンパイルで選んだもののリスト : .config
 -  これによって「shutdown -h now」で電源を切ってくれる。
 
 -  以前から X の表示色数が 8 ビットになっているのは解っていたのだが、
それほど画像とかは見ないからとほっておいた。でも今回調べている過程で、
Toshiba Tecra 730CDT
の中に、Depth が 16bpp のものを掲載してくれているのを見つけた。
文中にもあるように clock を「65.1」で試してみろとのことだったので、
試してみたところうまく機能したので置き換えた。現在の
XF86Config。
いやぁ、きれいきれい。
 -  ついでに壁紙も Win95 でお気に入りのものにしようかと思っている。
と言うことで今回の起動画面設定用ファイル : .fvwm2rc95
 
06/26/98(金) : 晴れ、夕方に夕立、75-98°
-  プリンタへの印刷方法。消失した期間内に記述があったはずなんだけど。
-  テキストファイル : lpr foo.txt
 -  dvi ファイル : jdvi2kps foo.dvi | lpr -Pps 
 -  リモートプリンタへ : lpr -Prp 
 
 
12/29/99(月) : 晴れ 
-  忘年会の際に里子に出していた(?) Tecra を受け取る。
お世話いただきましてありがとうございました。
 
02/02/99(火) : 晴れ時々曇り 
-  朝、Lib20 のバッテリーが切れる。へたってきたかな? ちょっと心配。
 -  Tecra 740CDT のファンの音が我慢できなくなったので、サポート会社に
電話してみた。持ってきてもらえば見てくれるとのこと(9:00-17:00、土日休み、
本体のみ)。秋葉原まで行かねば。末広町から程近いところ。
 -  同僚に SCSI 変換コネクタを借りて T3400 に Win95 をインストールしてみる。
でも、コネクタを 4つも付けて接続しているせいか、setup.exe の途中で
止まってしまう。仕方なく Win95 以下のファイルを HDD にコピーして
そこからインストールするとうまく行った。
 -  T3400 の BIOS が E-IDE 未対応なので、領域確保に Linux の fdisk を使った。
 -  しかも、何故かポートリプリケーターに CRT を接続しないとうまく起動しない
ことが判明。起動しているのかもしれないが、うまく映らない。何回か設定を
トライしているうちに CRT なしでも使えるようになった。何なんだ。
 -  PCMCIA スロットが 1つしかないので、Ether は Pocket Ether III で
パラレルポートから引き出すことにしてインストール。しかし、これも、
プリンタポートを「Output」に指定しないとダメ。PE3 のマニュアルには、
「Bi-Directional」に指定するとスピードが 50% 程アップするとあるんだけど残念。
 -  でも何とか、CU-SeeMe として使えるようになった。でも、やはりと言うか、
486SX 33MHz では Color CU-SeeMe は重いね。Chat の書き込みなんて
漢字変換がすごくじれったい。
 
02/08/99(月) : 晴れ 
-  予定通り、Tecra のファンがうなるようなので、修理に持っていくことにする。
 -  そしていよいよ Tecra の診断のために渋谷駅に戻って銀座線で末広町へ。
それにしても重いぞ。
 -  末広町からまず東芝のサービスステーション(ソードエンジニアリングサービス
って名前だったのが最近変わって別の名前になったらしい)に行く。あらかじめ
地図で場所を調べてあったので、程なくしてたどり着く。案内書に 5F とあったけど
サービスは 6F なんだって。5F は事務所ぉって感じ。6F は受け付けもあって、
接客スペースになっている。外人が何やら相談してるぞ。
 -  入口の呼び鈴を押してお姉さんに出てきてもらう。この窓口は何か子供の
劇に使うセットのような感じ。まさかここから顔が覗くとは思わなかったぞ。
 -  要点を伝えると、お兄さんを呼んでくれて、事情を説明する。起動しようと
したら、Win98 がつってしまった。何でこんな時に...。まぁ、今回の本質では
ないので。お兄さんは保守用の FD を突っ込んだ FDD を持ってきて、起動してみる。
ファンを回す設定もあるとかで、1分もしないうちに異音が発生して確認いただけた。
 -  保障期間中の修理については、送り返すのは無料とのことなので、
送ってもらうことにする。何でも一旦千葉に送ってそこで修理して、
秋葉原に戻ってくるらしい。送付してもらう方が秋葉原で引き取るより
1日程早いであろうとのこと。
 
02/15/99(月) : 晴れ 
-  Tecra が送り返されてきた。12日に届いてたみたい。
両パーティションとも無事のよう。
 -  ファンを交換してくれたようなので、治っているのでしょう。
近々、実験してみましょ。
 -  しかし、問題が発生。battery indicator がおかしい。
オレンジ色に 0.5秒に 1回ぐらいの割合で点滅してる。何で? 
マニュアルにも説明はない。明日にでも様子が変らないようなら電話してみよう。
 
02/16/99(火) : 晴れ 
-  battery indicator の件で電話。向うでも理解できない点滅の仕方らしく、
再度持ち込んでくれとのこと。あーそー。
 -  と思って使い続けていたら、battery 切れと思われる症状で、
いきなり電源が落ちた。ヲイヲイ、何じゃこれ。
 
02/17/99(水) : 晴れ 
-  故障を抱えた Tecra を再度サービスステーションに持ち込む。
前回と同じお兄さんが対応してくれた。現象はすぐに確認してもらって、
バラすと言うことなので現場を見せてもらった。デジカメを持っていたら、
撮れたのになぁ。電源部の接触不良を疑っておられたようだが、結局
そう言う単純なことではないようで、再度預りに。
今度不具合が起こったら、取りに来てもらうか、着払で送ることにすると宣言する。
預り証を出さないのは良いのかなぁ? 11:00-11:30 。
 
02/23/99(火) : 晴れ 
-  先日 再度修理に出した Tecra が戻ってきた。
気を利かせて(?) 午前到着便にしてくれたみたい。ありがたい。しかぁし、...。
 -  今度こそと思って起動するが、マウスのクリックができない。ポインタを
動かすことはできるのだが。どうも結線がうまく機能していないようだ。
外付けのマウスなら機能するんだから。
 -  1度ならず 2度までもと言うことで、遂に怒りの電話を。
取りに来てもらうように依頼する。30分ほどして今から行くとの連絡が入る。
待ってるよ。
 -  高負荷をかけてファンも回してみようとしてもまわらない。
普通なら 10分もすれば回るのに。どうもおかしいぞ。いやな予感。
 -  14:45 頃に到着。私の体験した現象が再現された。一旦バラして、コネクタを
差し込みなおしたら、クリックはできるようになった。接触不良だろうとのこと。
で、検査プログラムでファンを回してもらったら、回らない。ヲイヲイ、
何の修理をしてきたんだよぉ。ってことで、結局「お持ち帰り」になりました。
お好み焼きじゃないんだよ。しっかりしてくれぇ。
 
 順に書いていきます。
最終修正日 : 最終記載日(最下段)
 Atsuhiro Hayashi (hayashi@rd.dnc.ac.jp) 
 
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 以下は覚え書きの部分
=== [memo] Slackware-3.1.0 の場合 ===
                                                            08/26/97
 Toshiba Tecra740CDT の Linux 設定
===================================
1) fdisk でパーティションを切る
    /dev/hda1     1    229    450M+    83
    /dev/hda2   230    558    640M     83
    /dev/hda3   559    589     60M     82
2) Slackware 3.1(01/20/97 版)のインストール
    多めに選択した。
3) kernel のリコンパイル
    3Com 590 がアクティブになるようにして、カーネルをリコンパイル。
4) 最新安定版カーネルと、pcmcia の最新版を持ってくる
    安定性を増したいので、最新版の安定版カーネル 2.0.30 を持って来る。
    また、pcmcia-cs の最新版(2.9.2)も持ってくる。
5) kernel のリコンパイル
    今回は、PCMCIA カードを有効にしたいので、PCI 等の Ether カードは
    無効にしておく。また、APM や PPP は有効にしておく。
6) pcmcia-cs のコンパイル
    同様に、pcmcia-cs のコンパイルを行う。
7) XF86Config をもらってくる
8) kon を最新版と置き換える
    kon 上の mule が化け文字になることがあるので、kon の最新版(2-0.3)を持ってきてコンパイル。
 Atsuhiro Hayashi (hayashi@rd.dnc.ac.jp) 
 
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