インラインスケートに関する感想文


<久々のアイススケート> 11/08/95

アイスホッケーのOB戦が週末に迫ってきたので、その前のトレーニングと言う事で、 大学から車で30分強のところにあるサンピア倉敷(Tel:086-444-088)に行って 滑走してきた。

ここ数年はOB戦以外で滑走する事はほとんどなかったが、氷に上がれば それなりに滑べれていたので、今回も同様であろうとタカをくくって出発した。 むしろ、インラインスケートで十二分にスケーティングの練習をしているので、 よりスケートを楽しめると期待して行った。

が、しかし、氷の上に乗って、ガクゼンとさせられた。(;_;)

まず第一に、足の安定感が全くないのである。足が左右に小刻みにブレて、 恐くてスピードが出せない。思わず自分から「手袋をしよう」と思ってしまった。 靴紐をよりきつく締め直して、再挑戦するしかない。

学生時代も体調の悪い時にこの様な足のブレは体験していたのだが、 どのように補正すれば止める事ができるのかを忘れてしまった。 試行錯誤の結果、体重をかけるポイントを、前から1/3 の位置から 前から3/5 と言う後ろにずらす事によって安定して滑べれる事が判ってきた。 自分の意識としては「後傾」に近いが仕方がない。ロングをして 滑走感を取り戻すのに専念する事、約30分。何とか滑べれる状況になってきた。

それと、滑べり始めてからずっと思っていたのだが、靴がインラインのものに 比べると格段に軽く、また氷が硬いせいか(この日は冷え込みが厳しかった)、 エッジが氷に食い込まず、横滑べりしてしまうのである。足を踏み込んだ時 力が逃げてしまい、加速性に欠ける。インラインのウィールのグリップ力が 如何に大きいかを再認識した。

また、インラインでは基本的にストップができないので、コースを変更したり 小回りをする事でエネルギーを消費して停止するように体が覚えてしまったせいか、 二の字ストップが恐くてできない。しかし、何度かギコチないストップを しているうちに何とか勘を取り戻したので、急停止や横飛びはできるようには なったが、体得した感覚の補正の難しさには驚いた。この様に、次の30分は 急制動と旋回(キャリング)に費やした。

この頃には、何とかスケーティングとストップができるようになってきたので、 旋回しながらの加速(左右両方向)やフルスピードでのバックスケーティング およびバックのストップ、横飛びでのダッシュ等、思いつく限りの 動作をしてみた。満足いく動きはできないが、曲がりなりにも OB戦で置いていかれないようにはなったのではないかと思う。 でも、きっとゴール前での混戦とかはあっさりとこかれるだろう。(;_;)

時間が迫ってきたので、残念ながらリンクを後にした。約1時間40分ほどで あったが、いろいろと考えさせられる滑走であった。

この後、仲間で酒を飲みに行ったが、運動後のビールのうまかった事と、 満足いくスケーティングができなかった事で、複雑な気持ちであった。 OB戦を頑張るとともに、今回の事を頭に入れて一層インラインスケートの 技を磨こうと決意した。

[一つの結論]

アイススケート(ホッケー)とインラインスケートは同じテクニックで滑べれると 思ってきたが、これは大きな間違いである。同じスケートとは言え 個々に異なった技術によって滑べられる事がはっきりした。なおこの事は、 次の日にインラインスケートを履いて滑べり始めた 20m にすごく違和感を 持った事からも実証される。

最終修正日 : 1995年11月

Atsuhiro Hayashi (hayashi@rd.dnc.ac.jp)
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