グラフ、図、表、数値の提示について & 参考ビデオ

少人数セミナー : 第6回 (05/25/16)

 今回は説明の際に使うグラフ、図や表についての注意点を紹介する。 また、ビデオの続きも鑑賞する。
  1. [話題] 京都での学会に参加して

  2. 皆さんから寄せられた感想から: 木曜日までに

  3. プレゼンテーションに関するビデオ鑑賞 ===> 第3Section : Design (ビジュアル)
     うまくまとめられているビデオがあるので、それを参考にして、 見て・観て・診てください。

  4. グラフ、図、表を含んだプレゼンテーション例: 提示資料

  5. グラフ、図、表の用い方

  6. 数値の信頼性
    1. 受講学生に身長、体重、胸囲、小遣い額、携帯電話通話額を答えてもらった。
    2. 集約された身長のデータの中に
      • 「160.0」があった。「160」とは違うのか?

    3. 平均値等を計算してみる: 集まったデータを用いて
       Variable    N          Mean       Std Dev       Minimum       Maximum
       ---------------------------------------------------------------------
       SHINTYOU  388   167.9090206     8.2780614   145.0000000   188.0000000
       TAIJYUU   349    58.9512894     9.3973449    35.0000000   100.0000000
       KYOUI     119    86.2100840     8.3289102    46.0000000   112.0000000
       KODUKAI   373      49058.98      54257.36             0     500000.00
       TSUUWA    174       7034.09       7069.90             0      80000.00
       ---------------------------------------------------------------------
      
    4. 計算結果 :
      1. 平均値等の算出
        • 各変量ごとのサンプル数、平均、標準偏差、最小値、最大値
        • 小サンプル時の注意 : 各統計量に意味があるか?
      2. 有効桁数に注意せよ : どこまでが「意味ある桁」か?
        [重要な注意] 統計ソフトは単なる道具。使いこなすのは各自。
        [例1] 四捨五入の数値で考えてみる : 精度(正確さ)が異なることに注意
            67.8 <=== 67.75〜67.84
            68  <=== 67.5 〜68.4
        [例2] 日本の観測史上の 最高気温は、2007(平成19)年8月16日に熊谷市と多治見市で観測された40.9度であり、 最低気温は、1902(明治35)年1月25日に北海道旭川市の-41度であった。===> -41.0度
        [例3] 2001年のイチロー選手の打率は3割5分であった。 2006年は3割3分1厘であった。===> 3割5分0厘
        [例4] 開幕直後の野球チームの勝率
        [例5] ある論文に掲載されていた数表: . .
        [例6] ノンアルコールビールのアルコール含有率: 0%? 0.0%? 0.00%

    5. [考えてみよう] 上記の受講学生のデータの例ではどこまでの桁を使うのが正しい?

    6. 表などに掲載する数値: 有効桁数の正しい利用。多くても少なくても理解度が推し測られる。

  7. [林memo (学会発表時に注意する事項)] : 発表資料(提示資料)の作成: (再掲)

  8. [蛇足] ちょっとした小技

  9. この一週間 or 入学以来、受講した講義の中から

  10. 次回は、... : 06月08日 14:50
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