グラフ、図、表の提示について
少人数セミナー : 第6回 (05/22/12)
今回は説明の際に使うグラフ、図や表についての注意点を紹介する。
なお、ビデオの続きも鑑賞する。
- 皆さんから寄せられた感想から
- 感想メール: 氏名と学籍番号は「本文中」に。
- 構想はアナログで思考。パソコンは使わずに構想を練る。
- オーディエンスの立場からの立案。見る側の立場からの配置・配色。
- 「デザイン的である」テンプレートの評価: あるかもしれないが、私はお奨めしません。
- 語彙: も要素ではあるが、それ以外にもっと重要なものがあるのではないか?
- Q: ガー氏のレーザーポインターの使い方? A: ここで使う意味はあったのかなぁ?
- 評価方法
- 出身高校でのプレゼン時のアドバイス??
- 英語でのプレゼンテーション
- ジョークの違い: 西欧、日本
- ...
- プレゼンテーションに関するビデオ鑑賞 ===> 第3Section : Design (ビジュアル)
うまくまとめられているビデオがあるので、それを参考にして、
見て・観て・診てください。
- ガー・レイノルズ著、シンプルプレゼン、日経BP社、ISBN978-4-8222-3054-8、2,730円
- Introduction (導入) : 19分
- Prepare (準備) : 18分
- Design (ビジュアル) : 16分
- Delivery (話し方) : 17分
- Q & A (質疑応答) : 5分
- まるごと福岡・博多: 無料の素材集
- グラフ、図、表を含んだプレゼンテーション例:
提示資料
- グラフ、図、表の用い方
- [基本中の基本] 可能な限り大きく表示する
- 数字や線: 判読し易く
- 線種、色、マーク、凡例
- 線種:出来れば色ではなく線種で識別できるように。白黒コピーに耐える。
- 貼り付けた画像: 「シャープネス」を指定することも検討すべき。
- グラフ、図、表の説明
- グラフ: トレンドを示す
- 例:「全部下降、一つの例外を除いて」
- 細部までを見てもらう必要があればより丁寧に
- 表: 説明したい部分だけ網掛けを付けて強調
- [考慮点] 頭にイメージが浮かぶような説明
- 各種グラフの使い分け
- 折れ線グラフ : 移動変化を観るためのもの
- 棒グラフ : 群ごとの違いを観るためのもの
- 帯グラフ : 割合の変化を観るためのもの
- 円グラフ : 割合を観るためのもの
- しかし、例外もあり、2群の比較なら折れ線グラフも有効な場合がある。
- Excel のグラフ一覧
- 種類: 縦棒、折れ線、円、横棒、面、散布図、株価、等高線、ドーナツ、バブル、レーダー
- 3D関係は使わないように: 大小が判読し辛い。誤解を誘発する。
- 表などに掲載する数値: 有効桁数の正しい利用。多くても少なくても理解度が推し測られる。
- [林memo] 発表の準備: 学会発表時に注意する事項
- パソコンの操作は勿論、アプリケーション(PowerPoint等)の操作にも習熟する。ショートカット機能の活用。
- 提示資料に使う字体はゴシック等の太い文字を使う。明朝は細くて弱々しい。
- 提示はなるべく名詞だけとし、それぞれの関係については言葉で補う。
- 矢印を使って関係を表示する。
- 4行も 5行もある文章を掲載するのは極力避ける。
- 読み易い場所が改行位置になるように修正する。
- 色を使うのは当然だが、多用は禁物。
経験的には 2色(赤と青 or 緑)程度で十分。黄色は見難い。
- 数表を見せるときは、色分けで図表の特性が判るようにする。
図表を細部までを理解しないと主張が伝わらないようでは困る。
- 貼り付けた画像: 「シャープネス」等を指定することも検討すべき。
- 図表は勿論、文字でも、余白があるのならなるべく拡大して掲載する。
- 同じスライドを再度使いたいときは 2枚用意しておく。
個人的には、説明しない部分は少し薄いトーン(灰色等)の文字にしておくのが良いと思う。
- 1つの画面内で、細切れに項目を提示していくのは目障りだ。
最初から全部を掲示し、言葉で順に進めていくのが良いと思う。
また、質問時に提示するときも、なかなか全体が表示されずにもどかしい。
- 変な背景画(バックグラウンド)は逆効果と思われる。
枠が多くを占めているようなものでは、記述できる部分が少なくなってしまう。
また、派手派手しい背景では落ち着きがなく、聞き辛い。
- 資料(提示用も配布用も)には、ページ番号を打つこと。
- グラフの形状と使途の関係 : [参考]
統計グラフの表し方は?
- 折れ線グラフ : 移動変化を観るためのもの
- 棒グラフ : 群ごとの違いを観るためのもの
- 帯グラフ : 割合の変化を観るためのもの
- 円グラフ : 割合を観るためのもの
- しかし、例外もあり、2群の比較なら折れ線グラフも有効な場合がある。
- 有効桁数の吟味。多くても少なくてもカッコ悪い。
- 提示資料は一昼夜放置後、再度吟味してみる。
- この一週間 or 入学以来、受講した講義の中から
- 工夫されていた講義
- 気になる点
- 報告したくなるような講義はありませんでしたか?
- [予告:今期末に向けて]
- 自分の主張を一つ決める(今期中、探索しておく)
- 説明するための資料を集める
- 人から納得が得られるようにプレゼンテーションを行う
- テーマは自由: 大き(?)かろうが小さ(?)かろうが
[提案]
- 6月初旬までにテーマを決めてもらって、予行演習? : 6/12辺り?
- 所要時間は9分 (交代時間を含めて10分)
- 本番は2週で : 7/03(11名), 7/10(12名)
- 講義は延長(130分=90+40、16:40〜18:50) : 予定してもらう
- 一週: 9分x12人=120分 (交代時間を含めて10分)
- それとも3週をかける? 時間内には終われますが。
- [打診] Prezi に挑戦(?)してみたい人は?
新しいタイプのプレゼンテーションツールであるPreziの利用について
その使い方や特徴をまとめて報告してくれる人は居ませんか?
- [蛇足] ちょっとした小技
- プレゼンテーション時に演台にあるもの
私の場合は、以下の物を持参してプレゼンテーションを行っている。
- パソコン、(ACアダプタ、バッテリー)
- ワイヤレスプレゼンター (通称: 飛び道具)
- 時計
- USBメモリー: データ入力済 (非常時用)
- (マイク)
- お茶、(のど飴)
- 提示資料の縮小版 (16分割、白黒印刷)
- 捕捉資料、質問時対応資料
- 当該回には使わないスライド
次回以降使う可能性もあるので、最後の方に移動して温存しておく。
そのために「おしまい」と言う区切りのスライドを入れてある。
これが出てくると、それ以降が「倉庫」であることが判る。
- 次回は、... : 05月29日 16:40
- [宿題] 本日の講義の感想と、期末の運営方法についての意見を各自メールで送ってください
-
提示 配布資料の作り方
- ...
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