講義をはじめるにあたって
統計モデル解析特論I/II : 第01回 (10/03/23)
初回である今回は、講義の概要や進め方について述べ、
皆さんの要望・希望を聴取することとする。
また、統計の理解には、身近なデータを用いて例示することが近道であると
考えるので、皆さんの体格等のデータを利用したいと考えており、
そのための調査も行う。
- 簡単な自己紹介、私の専門
- 計算機統計学: 統計学、プログラム、データ解析、統計教育
- 教育工学: 学習認知、学習診断
- 高等教育論: 大学教育、入試制度、大学入学共通試験、論理的記述力
- 講義をはじめる前に
- 統計モデル解析特論I/II (Statistical Modeling and Inference for Engineers I/II)
- 私が大学院生だった頃
- どんな講義にしましょうか?
- ご要望はございますか?
- 数理情報科目: 人数もご希望も読めない。
- 数理情報科目になった(それ以前は共通科目)ことの影響か、受講者が多くなった。
- 最近は「データサイエンティスト」が注目を集めているようだ。
- 講義の進め方について
- 資料は全てMoodle内に掲載: HTML(HyperText Markup Language) and/or PDF。紙での配布は考えていません。
- 持参し忘れたら
- 欠席したら
- 後日見てみたくなったら
- 各種連絡もMoodleに掲載する
- 当日朝までには掲載するようにします。なお、確定後に記載内容に修正があった場合には、掲載済みのものに加筆・修正するのではなく新版を追加で掲載するようにします。
- 間違いもあると思うので、気付いたら何時でも教えてほしい。
- 連絡先 e-mail アドレス : hayashi.atsuhiro@nitech.ac.jp
- 研究室 : 11号館 5階 516室
- オフィスアワー : 研究室に在席していれば対応可能です。事前に電子メールで予定をお知らせいただければ最大限対応します。
- ※ 質問等は随時受け付けます。ご自由にお聞かせください。
- 講義の概要 :
【参考】 2023年度 シラバス
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- 講義をはじめるにあたって
講義の概観
- [案] 試験実施の現場から
大学入試センター内で行なわれている解析方法
- [案] Reasoning Test と学習診断
推理能力テスト, 学習診断(選抜から支援へ)
- [案] Item Response Theory (IRT)
複数回実施の試験が比較できるわけ
- [案] 多変量解析 : 回帰分析
モデルとその背景
- [案] 多変量解析 : 主成分分析と因子分析
次元縮小の意味するもの
- [案] 実験計画法
各種の実験を考える場合の効率的な立案
- [案] アンケート調査
設計から調査・解析まで
- [案] SAS OnDemand for Academicsを使ってみよう: Q4でどうか?
設定からプログラミング、解析まで
- 何かご希望があれば
- まとめと討論 (Q3、Q4それぞれで)
- 開講日程 : 第3/4クオーター(Q3/Q4)、火曜日 第9・10限(16:20~17:50) @2311講義室
- 10月03日 第 1回 講義をはじめるにあたって
- 10月10日 第 2回 [案] 試験実施の現場から <=== この日のみ 16:35開始
- 10月17日 第 3回 [案] Reasoning Test と最近の話題
- 10月24日 第 4回 [案] 学習診断とItem Response Theory(IRT)
- 10月31日 第 5回 [案] 多変量解析(1) : 回帰分析 (前編)
- 11月07日 第 6回 [案] 多変量解析(2) : 回帰分析 (後編)
- 11月14日 第 7回 [案] 多変量解析(3) : 主成分分析と因子分析
- 11月21日 第 8回 [案] レポート作成、Q3のまとめ
- 12月05日 第 9回 [案] SAS OnDemand for Academicsの利用環境の整備
- 12月12日 第10回 [案] SASを使ってみよう
- 12月19日 第11回 [案] 基礎統計量、分析結果のダウンロード、ヒストグラム、頻度集計
- 01月09日 第12回 [案] グループ分け、グループごとの集計, if文, 平均値の比較(検定)
- 01月16日 第13回 [案] 対応のある2標本の差の検定、幾つかのTips
- 01月23日 第14回 [案] 多変量解析のプロシジャー、お役立ち情報、まとめ
- 01月30日 第15回 [案] 実験計画法、クラスター分析 & 各自でレポート作成 & 質問受付: レポート締め切り 2月8日(火)?
- 02月06日 予備日
- 【蛇足】一昨秋実施された「国勢調査」は何のため? 何で必要? 回答義務があることをご存知でしたか? 次回(2025年(R7)、5年毎)も是非提出してくださいね。
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- Excel じゃダメなの? : 表計算ソフトウェア(Excel 等)から統計解析ソフトへ : 作業手順から眺める
アンケート、実験データの集計 : 目の前に紙の山 ===> さあどうする?
- まず電子化
- スクリーニング
- 入力ミスの修正
- 地味だが非常に重要な作業、重労働 <=== チェック方法
- 基礎集計 by Excel(表計算ソフト)
- 組み込み関数を使って : average, min, max, median, ...
計算、
図示、...
- 表計算ソフトの限界 <=== Excel で統計処理を全てこなせるか?
- 大量データになったら?
- 複雑な統計手法になったら? 多変量解析...
- 欠損値の取り扱い
- 統計向けソフトウエアの利用が一般的 : データ解析
- BMDP : BioMedical Data Package
- SPSS : Statistical Package for Social Science
- SAS : Statistical Analysis System
- S, S-PLUS : Statistical
- R : Sから派生したフリーソフト、支援ツールも充実
- LISP-STAT : Lisp で実現、フリーソフト
- Statistica
- SAS JMP Pro 17【参考】本学のソフトウェアライセンス提供サービス
- Python
- ...
- アンケート (意見聴取とデータ収集):
皆さんのご希望等をうかがうと共に、
統計の理解を深めるために講義内で利用するサンプルデータとして、以下「h」項に示すデータを用いたいので、データを提供いただければと考えています。
収集データの利用目的について講義の中で説明するので、それにご理解いただけた方は、納得できる範囲で以下項目について期限までにMoodleのフォームから回答下さい。
●本日の出欠調査を兼ねます。以下項目について「10月5日(木)夜まで」に回答下さい。
- 所属専攻、学年
- ご自身の研究テーマ(現状で可)
- 「統計」に抱くイメージや印象
- 本講義の受講動機
- 講義内容についての要望、取り上げて欲しい内容
- 既に何か統計ソフトウェアを使っておられるのでしたら、その名称
- Q3 のみならず Q4 も受講する予定ですか? (現状で可)
- [データ収集] 性別、身長、体重、胸囲、自宅生/下宿生の別、仕送り月額、スマホの月額通信料
- 質問、その他お気づきの点があれば何なりとお聞かせください。
- 【話題として】何か腑に落ちない記事:
- 次回は、... : 10月10日(火) 16:20-17:50
- 試験実施の現場から[案]
- 身近な統計の話題から[案]
- 要望は随時受け付けます