[サイクリング] 岡崎街道=東海道=平針街道 '16.12.24 |
糸魚川の大火や北海道に大雪をもたらした低気圧も去り、天気図の等圧線も間隔が 広がり雨の心配も無さそう。先月豊田市を往復した際に迷った岡崎に、年内最後の サイクリングとして行ってみることにした。偶然だが徳川家康が作らせたという岡崎 街道(参考資料1)沿いに住んでいることもあり、これは行ってみるしかないだろうと。
途中までは豊田市へのルートと同じだが、その後右に変針してトヨタの工場横を 通過。やはりでっかいですね。例に依って起伏があるが追い風も手伝って意外と早く 岡崎市内に入れた。この街は10年ほど前に一度訪れたことがあるが、散策する時間も 無かったため記憶もあまりない。家康ゆかりの岡崎城を中心とした岡崎公園では、 市政100周年のイベントが開催されており、13時からも能楽堂で何やら演じられる ようであったが、先を急ぎたかったので見物を諦めた。
某先生のお薦めの「八丁味噌の郷」を訪問し、工場見学をさせてもらう。重厚な 歴史の刻まれた蔵で昔ながらの製法で味噌が作られており、大きな桶がずらっと並んで いるのはなかなか壮観であった。併設された食堂で味噌うどんを食し、どてを購入。
ここからは東海道を西進して熱田神宮を目指す。言わずと知れた国道1号線だが、 一部は片側一車線だし、それほど広いわけでもない。外見はガソリンスタンドの ようにも見える水素ステーションが何箇所かに設置されていて、 利用者が居るんでしょうね。給油(?)風景は見られず。
旧道かなと思える道を見つけるとそちらにハンドルを切る。すると宿だったことを 示す標識や看板に出会える。松並木や一里塚等も。歌川広重の浮世絵が当時を 想像させる。彼もここに立って眺めていたわけね。「知立(ちりゅう)」って元々 「地鯉鮒」と書いたらしい。最初なんと読むのか判らなかった。 また豊明では桶狭間古戦場が公園になっていたり。
自己予想では風はそれほどでもないと踏んでいたのだが、西進には向かい風がきつく ズーッと緩い上り坂を登っているような感覚で辛かった。道路脇のキロポストが 歩みの遅いことを実感させてくれる。
名古屋市内に入る前辺りから標識は四日市や大津までの距離が表示されるように なり、しかし、熱田神宮への案内は出てこない。不安な中、向かい風をしのぎながら 何とかたどり着くももう時間が遅かったので、中には入らず。代わりに七里の渡しの跡 を探したが、それも見つけられず今回はここまで。次回はこの辺りを含めたコースに しよう。
戻るには平針街道(参考資料2)を東進すれば良い。宮道として整備された道との ことで、八事の丘を避けているので高低差が少なくてありがたい。追い風も足取りを 軽くしてくれる。
ほぼ夕焼けも終わってしまった17時半頃に帰着。7時間強、85Kmほどの行程でした。 歴史ある街道沿いに走るのって楽しいですね。また機会があれば散策したいと思う。
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