[下町散策ツアー] 王子赤羽編 '08.11.29

 いろいろと雑務に忙殺されていて、昨年12月以来途切れていた散策ツアーは、 Oさんのお世話で再度「王子赤羽界隈」としました。今回の参加者は5名。

 当日は気温もそれほど低くもなく、また風も緩いという快晴で、 散策にはこれ以上ないと言うほどの天候に恵まれ、 ”日頃の行いの良さ”が証明されました。

 王子界隈は 2003年4月 (おお、もう5年以上も前なのか)に一度散策してはいるものの、 今回は全く新しい趣向が採り入れられており、区内唯一の造り酒屋「小山酒造見学」と 一風変った居酒屋「荒とよ」での鍋パーティーが目玉でした。

 小山酒造のxxさんの解説は非常に内容が濃く、 プロジェクタを使っての酒造行程の紹介と、丸眞正宗の試飲で アッと言う間に2時間が過ぎていきました。 化学(醗酵学)や数学を駆使しての作業や、 エチルアルコールを添加すると切れのあるお酒とすることが出来る等、 興味深い話題がポンポンと飛び出してくる様は楽しめました。 週末にも関わらず我々5人のためだけに受け入れていただけて、感謝でした。

 また、荒とよは落ち着ける酒屋さんでした。酒屋さんなのに居酒屋とは? 静かな雰囲気のご主人と藏の中に居るような棚とライテング。 そして、ご近所の魚屋さん、八百屋さん、豆腐屋さんとタッグを組んでのもてなしと、 どれを取っても心地好い空間で。最後の蝦子麺(エビメン)も出汁に合って。 気が付くとこれまたアッと言う間に4時間が過ぎていました。

 と、ここで解散にならないのが、このツアーの恐ろしいところで、 突如、お酉様(三の酉)を見に行く計画が持ち上がり、脱落者もなく全員参加。 都電に乗ってしまえば三ノ輪橋まで行けますので、好都合ですね。 22時を過ぎているというのに、鷲神社周辺は大混雑で、 熊手を返納する人、購入する人、持って帰る人、単に見物する人、 いろいろな屋台、そして交通整理をしてくれるお巡りさん等々が入り乱れての大混雑。 この賑いは夜中まで続くのでしょうか?

 他にも、平沢かまぼこのお婆ちゃんとお客のやり取りを聞いていると和みますねぇ。 また、都県境の荒川土手からは広がった視界の向こうに埼玉県を見ることができ、 綺麗な夕焼けとも合間って、爽快な眺めでした。

 等々、今回も多いに東京を楽しんだツアーとなりました。 企画を立案してアレンジして下さったOさんに感謝すると共に、 参加して下さった皆様にもお礼を申し上げます。

 今後の予定は全く不明ですが、都内の「古墳巡り」等新しい企画も ありそうですので、また近いうちに計画できればと考えております。 本ページが今回の散策を思い出す際の記憶の一助になれば幸いです。

P.S. 背景色は晩秋と夕焼けをイメージして、濃いめの黄色にしておきました。

[参考] 王子散策ツアー '03.04.12


移動経過


作成開始日 : 2008年11月, 最終修正日 : 2008年11月
Atsuhiro Hayashi (hayashi@rd.dnc.ac.jp)
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