今回講義で実習する SAS は stat システムという計算機上で稼働しており、
このシステムにログインして利用することになる。
このシステムには、UNIX という OS が使われており、
操作には Windows 環境とは異なった操作体系を修得する必要がある。
幸い、SAS を使うことだけを取り上げた場合、UNIX の知識は必要なく、
Windows 環境からあたかも Windowsを使っているかのように
(DOSと言った方がより近い) stat システムを操作・利用することができる。
ただ、SAS はデータの電子化を行う機能を持っていないので、
手元にある紙媒体のデータは、何らかの形で電子化して
SAS で利用できるようにしないといけない。
このためには、UNIX 上で稼働するエディタを使うのが一つの方法であるが、
UNIX 関係の操作体系を新たに覚える必要があり、加えて、
Windows 上にはデータの電子化に都合のよいアプリケーションがあるので、
後者を使うことを勧める。
今回は、データの電子化の方法と stat システムへの転送方法(Windows ==> UNIX)
を実習する。なお、stat システムにはプリンタが接続されていないので、
出力に関しても UNIX から Windows に転送する必要がある。
出力の転送に関しては、後日実習する。