講義全般の紹介

コンピュータによる統計解析 06 クラス : 第1回 (09/30/04)

 初回である今回は、講義概要や進め方について述べた後、 SAS を使う動機付けと、SAS を使うために必要な事項について紹介する。
  1. 講義をはじめるにあたって : 別ページ
    1. 講義を行う前に (緒注意)
    2. 素朴な疑問
    3. 講義の概要
    4. コンタクトの方法
    5. 開講日程
    6. SAS を使うにあたって
    7. 参考書の紹介
    8. 興味あるデータを見つけてこよう
    9. 素朴な疑問 : 回答
    10. アンケート(調査) : 講義に使用

  2. 表計算ソフトウェア(Excel 等)から統計解析ソフトへ : 作業手順から眺める
    アンケートの集計 : 目の前に紙の山 ===> さあどうする?
    1. まず電子化
      • 入力作業
      • 場合によってはコード化

    2. スクリーニング
      • 入力ミスの修正
      • 地味だが非常に重要な作業、重労働 <=== チェック方法

    3. 基礎集計 by Excel(表計算ソフト)
      • 組み込み関数を使って : average, min, max, median, ...
        計算 図示、...

    4. 表計算ソフトの限界 <=== Excel で統計処理を全てこなせるか?
      • 大量データになったら?
      • 複雑な統計手法になったら? 多変量解析...
      • 欠損値の取り扱い
      • 統計向けソフトウエアの利用が一般的 : データ解析
        • BMDP : BioMedical Data Programs(?)
        • SPSS : Statistical Package for Social Science
        • SAS : Statistical Analysis System
        • S, S-PLUS : Statistical
        • LISP-STAT : Lisp で実現、フリーソフト
        • Statistica
        • ...
      • [参考] SAS での解析例

  3. [わき道] アンケートの設計
    1. 調査の目的を明確に
    2. 集計方法や予想される回答を予想して設計すべき
    3. 質問項目や選択肢の吟味、予備調査
    4. 解析方法も事前に想定しておく
    5. 設計の善し悪しによって得られる結果の質も変わる

  4. MNC のシステム概要
    講義で実習する SAS は stat システムという計算機上で稼働しており、 このシステムにログインして利用することになる。 このシステムには、UNIX という OS が使われており、 Windows 環境とは異なった操作体系を修得する必要がある。
    しかし幸い、SAS だけを使うことを考えた場合、UNIX の知識はほとんど必要なく、 Windows 環境からあたかも Windowsを使っているかのように (DOSと言った方がより近い) stat システムを操作・利用することができる。
    つまり、電子化したデータを SAS で解析するには、 stat システムに持って行く(送信という)必要がある。 また、stat システムにはプリンタが接続されていないので、 出力に関してもstat システムから Windows に転送する必要がある。

    [参考] MNC セミナー用テキスト : 統計システム入門 (UNIX で使うSAS)
             (http://www.mnc.waseda.ac.jp/ssguide/semisas5/index.html)

  5. 来週 : 10月07日 演習

  6. 次回は、... : 10月14日 14:50 (遅刻は認めない)

  7. [おまけ、蛇足] HTML 形式のメールは避ける
    受講上の注意 でも言いましたが、是非 HTML 形式のメールを私に送るのは遠慮ください。 特に Microsoft Outlook Express のユーザーは注意が必要です。 このソフトは、設定を変更せずに使うと メールの後半に HTML 形式のメールも引っ付けて送信してしまうようです。
    同じメール内容が異なった形式で 2回入っている(テキスト形式と HTML 形式)のです。 情報伝達という意味では 1回で十分ですので、後半を削るべく設定をお願いします。
    以下に参考になると思われる URL リストのページを挙げておきますので、 参考にしてください。解らなければ質問してください。
[DIR]講義のホームページへ戻ります