Reasoning Testと最近の話題
統計モデル解析特論I/II : 第03回 (10/20/20)
今回は、最近の試験研究を取り巻く話題として
日本ではあまり知られていないReasoning Testと、
今後注目株である(と勝手に思っている?)学習診断について紹介する。
また、その他の最近の話題も外観する。
- 先週のレポートから
- いろいろな観点からの感想: 現浪比較、国公私立高校比較、出身地比較、解答時間分析、合否入れ替わ率等々...
- 事後情報であること
- 受験業者の模試成績・他大学のデータは利用できない
- DNC のこと「身の上話」
- ポインタの色、サイズ
- ビデオの長さ: 1本にして。分割して。30分単位で等、音の途切れ。
- ヘッドセットの値段: 2699円
- html: HyperText Markup Language <=== SGML(Standard Generalized ML)
- 最終レポート: 未定
- 提出フォーマット: PDF か Word にしてほしい。テキストでも可。
- 視聴日時: 当日が望ましい
- Reasoning Test(推論能力テスト)
: 「科学的推論能力テストと大学入試センター試験の比較分析」
(PDF,
PPT)
- 学習到達度を観るよりも、思考力・情報把握力を測定したい。
- カリキュラムに依存しにくい試験である。
- アメリカでは州ごとにカリキュラムが策定されている <===> 日本は全国統一の「学習指導要領」
- 統一的な到達度を測定することが難しいためとも言える
- [参考] 各国の共通試験、
進学率の違い : PDF ファイル
- (かつての)法科大学院適性試験(@DNC)もこのタイプの試験であった。
出身学部の学修内容に依存しない出題内容にする必要があったことも一因。
- 第1部 : 推論・分析力
- 第2部 : 読解・表現力
- 新テスト(大学入学共通テスト)も似たような傾向になる???
- 中央教育審議会 答申 : 平成26年(2014年)12月22日
「新しい時代にふさわしい高大接続の実現に向けた
高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜の一体的改革について
〜 すべての若者が夢や目標を芽吹かせ、未来に花開かせるために 〜」
.
- 「学力の3要素」<=== 教育学的にオーソライズされたものなのか?
- 基礎的・基本的な知識・技能
- それらを活用する思考力・判断力・表現力
- 主体的に学習に取り組む態度(主体性・多様性・協働性)
- マークシート式試験は知識しか測ってない?
- 記述式試験で測れるものは?
- 記述式で統一的な採点が可能なのか? ブレない採点を可能にする解答とは?
- 最近の話題
- 中央教育審議会 答申 : 平成26年(2014年)12月22日
- 「新しい時代にふさわしい高大接続の実現に向けた高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜の一体的改革について 〜 すべての若者が夢や目標を芽吹かせ、未来に花開かせるために 〜」
- グローバル化時代を迎え
- 知識再生型から思考型への変革
- 三位一体改革: 高校教育、大学教育、大学入試
- センター試験がなくなる? ===> 大学入学共通テスト
- 記述式問題を課す ===> 国語と数学で各3題を想定 ===> 共通試験としては頓挫
- 英語4技能: 読む(R)、聞く(L)、話す(S)、書く(W) ===> 外部試験の活用(英検、GTEC、TOEFL等) ===> 共通試験としては頓挫
- 『多面的・総合的評価』 ===> AO入試のみならず一般入試でも
- 年複数回実施 ===> 当面回避
- 教科・科目横断型試験 ===> 当面回避
- CBT化 ===> 当面回避 ===> 再検討も有り得る?
- スコアリングレポート
- ...
- 次回は、... : 10月27日 リモート講義(16:20-17:50?)
- 学習診断
- Item Response Theory (IRT, 項目反応理論)