講義をはじめるにあたって
統計モデル解析特論I/II : 第01回 (10/06/20)
初回である今回は、講義の概要や進め方について述べ、 皆さんの要望・希望を聴取することとする。
簡単な自己紹介、私の専門
計算機統計学: 統計学、プログラム、データ解析、統計教育
教育工学: 学習認知、学習診断
高等教育論: 大学教育、入試制度、入試方法、新テスト(大学入学共通テスト)
講義をはじめる前に
統計モデル解析特論I/II (Statistical Modeling and Inference for Engineers I/II)
私が大学院生だった頃
どんな講義にしましょうか?
ご要望はございますか?
今年から専門教育科目になったことの影響か、受講生が多いような。
講義の概要 : 【参考】
2020年度 シラバス
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講義をはじめるにあたって
講義の概観
[案] 試験実施の現場から
大学入試センター内で行なわれている解析方法
[案] Reasoning Test と学習診断
推理能力テスト, 学習診断(選抜から支援へ)
[案] Item Response Theory (IRT)
複数回実施の試験が比較できるわけ
[案] 多変量解析 : 回帰分析
モデルとその背景
[案] 多変量解析 : 主成分分析と因子分析
次元縮小の意味するもの
[案] 実験計画法
各種の実験を考える場合の効率的な立案
[案] アンケート調査
設計から調査・解析まで
[案] SAS OnDemand for Academics(or SAS University Edition)を使ってみよう
設定(or インストール)からプログラミング、解析まで
何かご希望があれば
まとめと討論
開講日程 : 第3/4クオーター、火曜日 第9・10限(16:20〜17:50)
10月06日 第 1回 講義をはじめるにあたって
10月13日 第 2回 [案] 試験実施の現場から
10月20日 第 3回 [案] Reasoning Test と学習診断、IRT
10月27日 第 4回 [案] 多変量解析(1) : 回帰分析 (前編)
11月10日 第 5回 [案] 多変量解析(2) : 回帰分析 (後編)
11月17日 第 6回 [案] 多変量解析(3) : 主成分分析と因子分析
11月24日 第 7回 [案] 多変量解析(3) : 因子分析(続き)とアンケート調査
12月01日 第 8回 [案] 実験計画法、その他の多変量解析手法、そして Q3のまとめ
12月08日 第 9回 [案] SAS OnDemand for Academicsを使ってみよう(導入と簡単な使い方)
12月15日 第10回 [案] SASプログラムの構造とデバッグ、データ転送、プログラムとデータの分離
12月22日 第11回 [案] 頻度集計、ヒストグラム、基礎統計量、分析結果のダウンロード
01月12日 第12回 [案] グループ分け, if文, 平均値の比較(検定)
01月19日 第13回 [案] 対応のある2標本の差の検定、頻度集計、グループごとの集計、Tips
01月26日 第14回 [案] 各統計手法のproc、クラスター分析
02月02日 第15回 [案] グループ毎集計、まとめ: レポート締め切り 2月9日(火)?
02月09日 予備日
コンタクトの方法
連絡用電子メールアドレス :
hayashi.atsuhiro@nitech.ac.jp
または
StatM.nitech@gmail.com
研究室 : 11号館 5階 516室
電話 : 内線 5119, 052-735-5119
資料は全部Moodle内に置く予定です。ただ、参考資料をどうするか?
【蛇足】「国勢調査」はなぜ行われる? 何で必要? 何のために? 回答義務があることをご存知でしたか? 是非提出してくださいね。
Excel じゃダメなの? : 表計算ソフトウェア(Excel 等)から統計解析ソフトへ : 作業手順から眺める
アンケート、実験データの集計 : 目の前に紙の山 ===> さあどうする?
まず電子化
入力作業
場合によってはコード化
スクリーニング
入力ミスの修正
地味だが非常に重要な作業、重労働 <=== チェック方法
基礎集計 by Excel(表計算ソフト)
組み込み関数を使って : average, min, max, median, ...
計算
、
図示
、...
表計算ソフトの限界 <=== Excel で統計処理を全てこなせるか?
大量データになったら?
複雑な統計手法になったら? 多変量解析...
欠損値の取り扱い
統計向けソフトウエアの利用が一般的 : データ解析
BMDP : BioMedical Data Package
SPSS : Statistical Package for Social Science
SAS : Statistical Analysis System
【参考】
SAS University Edition
(別名 SAS 9.4 とか 製品版SAS と呼ぶらしい)
【参考】
SAS OnDemand for Academics
(別名 SAS Studio とも呼ぶらしい)
[サインイン]
S, S-PLUS : Statistical
R : Sから派生したフリーソフト、支援ツールも充実
【参考】
The R Project for Statistical Computing
【参考】
フリーの統計環境 R について
【参考】
RStudio
LISP-STAT : Lisp で実現、フリーソフト
Statistica
SAS JMP Pro 14.3 【参考】本学の
ソフトウェアライセンス提供サービス
Python
...
アンケート (意見聴取):
StatM.nitech@gmail.com
宛に。
●
本日の出欠調査を兼ねます。以下項目について「明日夕方まで」に回答下さい。
その際に、メールの題名(Subject)は「StatModel20Q3: Yamada Tarou」のように、
2020年度クオーター3の回答
であることと、
提出者名
が判るようなタイトルを 付けるようにしてください。また本文中には学籍番号も記載して下さい。
なお、「不達事故」を避けたいので、提出者の学籍番号を記した「追加資料」を Moodle に掲載することにします(今夜と明日夜の2回)。 それと、次回以降は皆さんからのフィードバックをMoodle 内で完結するように したいと考えています(私のMoodle技術の向上が叶えば)。
所属、学年、学籍番号、氏名
ご自身の研究テーマ(現状で可)
「統計」に抱くイメージや印象
受講動機
講義内容についての要望、取り上げて欲しい内容
何か統計ソフトを使っておられますか?
Q3 のみならず Q4 も受講予定ですか?
[データ収集] 身長、体重、胸囲、自宅生/下宿生の別、仕送り額、スマホの月額通信料
質問、その他お気づきの点があれば何なりと。
次回は、... : 10月13日
身近な統計の話題から[案]
試験実施の現場から[案]
要望は随時受け付けます