Item Response Theory (IRT, 項目反応理論) :
項目応答理論 : Wikipedia
- 野口裕之先生(名古屋大学名誉教授)の講演資料を利用して説明する
: 「CBTとIRTの光と影 -- 高大接続改革の夢か現か幻か --」の一部を使わせていただいて
- テスト項目(試験問題, Item)や受験者集団に依存せずに受験者の能力を算出することが出来るテスト理論のこと
- 特徴
- 能力水準の1次元性(同一尺度): 受験者の能力、Itemの困難度
- 項目特性曲線: Item Characteristic Curve, ICC, 正答確率
- 局所独立の仮定: Item間は無相関
- 2パラメタの場合: aパラメタ=識別力、bパラメタ=困難度
- CBT(Computer Based Test), CAT(Computer Adaptive Test) の基礎技術(特に後者)
- Item Pool, Item Bank(膨大な項目群)
- [大前提] 綿密な事前調査(プレテスト)が実施可能であること(各パラメタが試験実施時に確定していること) <=== アジア文化圏との親和性には疑問がある
Q3の課題提出(レポート)
以下の事項について、レポートを作成し、電子メールで提出下さい。
- [選択項目] 「試験」に関する事項 : 以下の3つの事項から一つ以上の事項について論述せよ。
- いくつかの得点調整の方法とそれぞれの利点・欠点を説明し、考察を行え。
- 試験における「公平性」とはどのようなことを満足すれば良いのかを論じ、
自分にとって理想的な試験方法を一つ挙げ、その理由を述べよ。
- (自分で問題設定してもらってもかまわない)
- [必須項目]
- 本講義を受講することによって「統計」に抱くイメージが
変化したかを述べよ。変化した場合 or しない場合の各々で、
現状でどのように感じているか、
また今後自分として統計に対してどのように取り組みたい/取り組みたくないかを説明せよ。
- [任意項目(コメントがあれば嬉しいな)] 講義方法、講義の進め方
- 加えた方が良い or 取り上げる必要はない と思われる講義内容
- 講義の感想
- メールの題名(Subject)は「Report18Q3: Ukai」のように、
2018年クオーター3のレポート提出であることと、
提出者名が判るようなタイトルを
付けるようにしてください。
- 提出期限は「12月17日(月)」とします。
「不達事故」を避けたいので、受け取ったら確認のために提出者の学籍番号は
連絡のページ
に掲載します(受領後3日以内に)ので、確認下さい。
なお、期限までに提出しなかった者には単位の認定を行いませんので、ご了承下さい。
- [蛇足]
自動車の「スロットルコントローラー」の特性グラフは、得点調整のグラフに似ている。
- 特性グラフ: pivot社, スロットルコントローラー 3-drive・EVO
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- 得点の調整: 大学入試センター, 受験案内
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