Reasoning Test、学習診断、IRT、そしてレポート課題

統計モデル解析特論I/II : 第07回 (11/13/18)

 気が付くとクォーター3(Q3)も残すところ2週となってしまった。 狙っていたわけではないが、偶然先の週末に新テストの試行調査(プレテスト)が 実施されたので、今回は試験を取り巻く最近の話題を紹介すると共に、 レポート課題についても今回のうちに提示しておくことにする。
 そこで、日本ではあまり知られていないReasoning Testと、 今後注目株である(と勝手に思っている?)学習診断、 そして、試験業界でにわかに注目を浴びているIRT(Item Response Theory, 項目反応理論)について紹介する。
 スケジュール的には来週がQ3の最終回であるので、来週もやり残した話題について 取り上げ、Q4は12月4日から開始する(11月27日は休講)。 Q4 では統計解析ソフトウェア SAS (オンライン版)を使いながら 統計解析の進め方を中心に講義する予定である。
  1. Reasoning Test(推論能力テスト) : 「科学的推論能力テストと大学入試センター試験の比較分析」

  2. 学習診断 (Learning Diagnosis) : 「学習診断とその適用例」

  3. Item Response Theory (IRT, 項目反応理論) : 項目応答理論 : Wikipedia

  4. Q3の課題提出(レポート)
     以下の事項について、レポートを作成し、電子メールで提出下さい。
    1. [選択項目] 「試験」に関する事項 : 以下の3つの事項から一つ以上の事項について論述せよ。
      1. いくつかの得点調整の方法とそれぞれの利点・欠点を説明し、考察を行え。
      2. 試験における「公平性」とはどのようなことを満足すれば良いのかを論じ、 自分にとって理想的な試験方法を一つ挙げ、その理由を述べよ。
      3. (自分で問題設定してもらってもかまわない)

    2. [必須項目]
      • 本講義を受講することによって「統計」に抱くイメージが 変化したかを述べよ。変化した場合 or しない場合の各々で、 現状でどのように感じているか、 また今後自分として統計に対してどのように取り組みたい/取り組みたくないかを説明せよ。

    3. [任意項目(コメントがあれば嬉しいな)] 講義方法、講義の進め方
      • 加えた方が良い or 取り上げる必要はない と思われる講義内容
      • 講義の感想

    4. メールの題名(Subject)は「Report18Q3: Ukai」のように、 2018年クオーター3のレポート提出であることと、 提出者名が判るようなタイトルを 付けるようにしてください。

    5. 提出期限は「12月17日(月)」とします。 「不達事故」を避けたいので、受け取ったら確認のために提出者の学籍番号は 連絡のページ に掲載します(受領後3日以内に)ので、確認下さい。 なお、期限までに提出しなかった者には単位の認定を行いませんので、ご了承下さい。

    6. [蛇足] 自動車の「スロットルコントローラー」の特性グラフは、得点調整のグラフに似ている。

  5. 次回は、... : 11月20日 16:20-17:50
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