札幌 ==> 新千歳空港 行きバス 96.11.30 版 ========================================== 札幌での学会参加も終わり、多少のみやげを買ってバスで空港に向かうこと にした。JR は以前乗ったときに座ることができなかったので、バスなら確実 に座れるだろうとの判断からである。その分時間が確約できないというデメリッ トもあるが、価格は若干安い(800円。JR:1030円)。乗車時に所要時間を聞いた ところ、1時間15〜20分と言うことであった(JR:50分程度)。 バス停は、駅の通りを南側に渡った ANA の営業所の前。西向けに発車して 次の信号で左折(南進)してすすきの方面に向かう。 最初の驚きはこの交差点で起こった。左側の座席に座っていた私は左折とい うことで何気なく、左サイドを見ると自転車に乗った女性が走行しているのが 見えた。当然運転手も気付いているのだろうと気にも止めなかったが、いつま で経っても旋回スピードが落ちない。そうこうしているうちに、自転車が前の 方に進んでいって座席のかげに隠れてしまい私の視界から見えなくなった時に 運転手が気付いたらしく急ブレーキで衝突を回避して事なきを得た。いわゆる 左折巻き込み事故の一歩手前だった。バックミラーの視界に入っていたかは判 らないが、相手は舗道上を走行しており十分警戒すべき事象であったのにであ る。どうもいやな予感がした。 その後、指示器も出さずに進路変更するは、バス停に止るはという感じの悪 い運転をしていたバスも郊外に抜けて多少流れるようになった(街の中はラッ シュでノロノロ運転ばかりであった)。こっちも暖かさと共にウトウトしてい たところ、突如ガツーンとブレーキがかかるのを感じて目が覚めた。車を左に 寄せて停止させ(しかも横方向の通りを塞ぐ形で)、運転士がドアを開けて降り て行った。後方を確認しているようであった。眠りかけていたので何が起こっ たか正確には判らないが、何か危険なこと(接触?)があって回避のためにブレー キを踏んだらしい。二・三回後方を見やってバスに乗り込んで再出発した。 このようなことがあるようでは安心して乗ってられないので、眠ることもで きずにひたすら無事故で空港に早く着いてもらうように願うしかなかった。結 局1時間35分ほどかかって何とか空港に着いた。 札幌に向かうときもバスに乗ったが不快感はなかったので、運転手個人の問 題だと思うが、あまり勤務に着いて欲しくない運転手であった。