01/15/97 gnuplot と LaTeX ================== 図を描こうと gnuplot を使い始めた。今回の目的は、折れ線グラフ(多少横 長)を A4 サイズの用紙になるべくたくさん掲載することである。 折れ線を描くこと自体は、gnuplot でたやすく行うことができる(plot)。デー タ点をファイルに格納しておき、そこから読み出す形で行う。しかし、プログ ラムの中に直接データ点を記述して描くことは出来ないようである。ちょっと したデータの場合、いちいちファイルを作るのも面倒だから、直接指定できる ようになっていると便利なように思う。 さて、たくさんの折れ線グラフを一枚の紙にまとめるということで、 gnuplot に eps 形式でグラフデータを吐き出させ、LaTeX に読み込むときに、 縮小(\epsfile{file=xxx.eps,scale=0.5} とか)する形で、横に希望個数の図 を並べようと試みた。確かに縮小スケールを調整することで、横に並ぶ図の数 は変更できるのだが、スケールが小さくなればなるほど、図が不鮮明になり、 特に線が細くなって、また文字が小さくなって見難くなる。 試行錯誤の結果判ったことは、LaTeX の方で小さくするのではなく、 gnuplot の方の縮小コマンド(set size 0.5,0.5 とか)で小さくしておいて、 それを eps に吐き出して、LaTeX に取り込めば、元に近い図が貼り込めるこ とが判った。ただ、eps で吐き出す前に、gnuplot の中で表示される図は、図 のためのウインドウの左下に小さく図が表示されるので、何か頼りなく感じさ れる。また、gnuplot で縮小をかけると、ラベルのたぐいの位置関係が変更に なり、今までの図と同様の体裁にするためには、再度パラメータをいじる必要 が出てきた。まあ、こんなもんだと思って、作業を続けることにしましょう。 今回は横に3つづつ、6段にわたって折れ線グラフを並べたかった(1面に18つ)。 このような条件の場合、set size 0.41, 0.41 が良さそう。