【趣旨】
4月は新入生を迎えるシーズンです。多くの大学では、初年次教育や基礎ゼミナールのなかで、レポートや論文の書き方を指導されているのではないでしょうか。ライティング教育が大学の授業科目としていつ頃「一般化」したのかについてはさておき、大学進学率がマス段階にあった1981年には、今も参照される木下是雄著『理科系の作文技術』が出版されました。それから40年余り、日本の大学進学率はユニバーサル段階に到達しましたが、大学生が日本語で「読む・書く・考える」スキルを身につけることは、今なお学士課程教育における重要な教育目標の一つになっています。
本セミナーでは、放送大学で「日本語リテラシー」及び「日本語アカデミックライティング」を開講されている滝浦真人教授を講師にお招きし、その豊富なご経験やご専門の知見を下敷きに、「学士課程教育における日本語リテラシーを考える」というテーマでご講演いただきます。「知る・読む・考える」ことに習熟しながら「書く」ことを学ぶ意義や面白さとは何か、参加される皆様とともに考えます。関心をお持ちの多くの方々のご参加をお待ちしております。
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